2024年03月13日 15:31

寺田倉庫が運営する「WHAT MUSEUM(ワットミュージアム)」は、4月26日~8月25日、「感覚する構造 – 法隆寺から宇宙まで -」を開催する。本展は、現存する世界最古の木造建築「法隆寺五重塔」から、現在開発中の月面構造物まで、建築の骨組みを創造してきた「構造デザイン」に焦点を当てた展覧会。
日本には世界に誇る建築家が数多く存在するが、建築家の仕事を支える構造家の存在はあまり知られていない。重力や風力といった力の流れや素材と真摯に向き合い、その時代や社会とともに創造してきたのが建築の構造デザイン。専門性の高い構造デザインの世界だが、建築の「骨組み」の模型を見たり、模型に触れたりしてその仕組みを分かりやすく紹介する。
このたびの後期展では、近年サステナブルな建材として注目が高まる木材を用いた建築にフォーカス。日本の伝統的な木造建築から最先端のものまでを取り上げ、木造の特質を歴史的に俯瞰し、未来の木造建築の可能性を考察する。
また、構造デザインを応用したファッションや宇宙開発など、他領域との横断的な取り組みを通じて、構造デザインの広がりを提示。前期展から大幅に作品を入れ替え、100点以上の構造模型を鑑賞できる。開催期間中には、展覧会に関連した書籍の出版や、トークイベント、パフォーマンスイベント、ワークショップなども予定。詳しくはこちら。