パシフィックコンサルタンツは、同社のまちづくりのノウハウを生かし、住みたい街を地図から簡単に探せるウェブサイト「まちしるべ」をリリースした。

大学進学時、就職時、転勤などで東京に引っ越しが決まった際に、住みたい街を探すのに悩んだ人は多いのではないだろうか。これまで、お部屋探しとして一般的となっている物件情報サイトでは、最初に駅や路線などのエリア条件の指定が必要となるが、東京にはじめて住む人はそもそも各エリアの情報を知らないことが多く、物件情報サイトを使うことが難しい状況だ。そのため、知人からの情報やネット記事、不動産会社の話など一部の情報源に頼らざるを得ない状況となっている。

「まちしるべ」は、東京で住む街を探す際に重要な要素となる家賃や最寄駅、コンビニ立地状況、治安などの情報を誰にでも分かりやすく伝えることで、希望する居住環境に合った街選びをサポートする情報サービスだ。街選びでは、ビッグデータとして都内の約600の駅データと2万kmの道路データ、12万メッシュ（100m四方に区切った12万の地域メッシュ）上における家賃データ、1.2万件の店舗データ、10万件の治安データ、行政機関公表の災害予測データなどを駆使して、希望する居住環境に合った街選びをサポートする。「まちを知る」と「まち選びの道しるべ」という思いを込めて「まちしるべ」と命名した。

「まちしるべ」サイト