2024年03月05日 19:45

IS NEARがデザインブランディングと建築設計を手掛けた旬蒸terrace(しゅんしゅんテラス)が、鹿児島・南九州市にオープンした。

「旬」を「蒸す」と書いて「シュンシュン」。この施設は、2月にオープンし、鹿児島の隠れた逸品として知られる「蒸し料理」を楽しむことができる。デザインブランディングと建築設計は、モノゴトの顔を作る事に長けたIS NEARが担当した。

各テーブルには蒸籠があり、湯気が噴き出す様子を眺めながら、鹿児島ならではの蒸し料理を楽しむことができる。光と影のコントラストを楽しむことができる店内。施設のロゴマークは、「旬」と「蒸」を一目でわかるようにデザインされている。

鹿児島の力強さを表現した筆タッチと、旬を蒸し上げる動きのあるデザインは、他にはない唯一無二の独自性を持っており、まさに「名は体を表す」を体現している。2m近くある竹ルーバーに設置された亜鉛メッキロゴサインは、職人の手切りで制作され、デザインと建築の融合を得意とするIS NEARの真骨頂。そのスケール感は見る人を圧倒し、思わず写真を撮りたくなるような大迫力となる。鹿児島県産の竹を400本使用してできた巨大ルーバー建具は、施工に入った有薗との共同制作により、建物をより印象的に仕上げた。一見大迫力だが、近づくとそこから洩れる光や表情は、四季折々の光や風景が感じられる。

旬蒸terrace(鹿児島県南九州市知覧町郡17375-1)は2月オープン。

公式サイト