2024年03月01日 15:56

日本ネイリスト協会(JNA)は、小学館集英社プロダクション等の民間事業者が事業の一部を受託している刑事施設「喜連川社会復帰促進センター」(栃木県)において、2回目のJNAジェルネイル技能検定・初級試験を実施した。
日本ネイリスト協会は、日本における健全なネイル産業の発展を目的として、1985年に設立した日本最大のネイルの業界団体。JNAジェルネイル技能検定試験を始めとするネイルに関する資格・認定事業やネイルイベント等の実施などを通して、ネイルの普及とネイリストの技術および地位向上に努めている。
喜連川社会復帰促進センターは、2007年10月、東日本で唯一のPFI手法と構造改革特別区域制度を活用した新しいタイプの刑務所として運用を開始した。同センターでは、2023年より女子受刑者を対象に再犯防止につながる職業訓練の一つとして「ネイリスト科」を発足。外部から講師を迎え、5カ月間35回に渡ってネイル技術・理論を学ぶ訓練を実施している。日本ネイリスト協会は、小学館集英社プロダクションより、ネイリスト科受講者の努力の成果を示す機会として、JNAジェルネイル技能検定・初級試験を受験させたいという依頼を受け、その趣旨に賛同して、2023年8月に初めての特別試験を実施した。
そして本年2月16日、2023年10月から本年2月まで学んだ第2期生4名に対して2回目の特別試験を実施。厳正な審査・採点の結果、受験者4名は全員合格し、「JNAジェルネイル技能検定試験・初級」のディプロマ(合格証)が授与された。