リョービは、電動式ドア開閉装置RUCAD（ラクアド）の新モデル「RU-020」を発売した。

電動式ドア開閉装置RUCADは、開きドア（開き戸）を電動で開閉する装置。ドアを少し開けると電動開閉機能が作動し、予め設定した角度まで自動で開いて最長15秒間停止する。停止時間が過ぎると、ドアは自動で閉まる。主に戸建て住宅の玄関ドア向けに開発した既存モデル（RU-010P）は、2019年の発売以来、設計事務所やリフォーム業界をはじめ、医療・老健施設などの建物の設備担当者から一般の人まで、幅広い分野の利用者から好評となっている。

新モデル「RU-020」は、既存モデルより重量が重いドアに取り付けることができる。また、複数の取付方式とカラーを取りそろえたことで、住宅をはじめオフィスビルや工場のドアなど、さまざまな建物のドアに採用できるようになった。配線をドアの枠内に収める機種や、非常電源用電池パック付きの機種も用意した。取付方式は従来のパラレルのほか、スタンダードとトラックレールもラインアップする。

リョービはRUCADを建築用品事業の戦略商品と位置付け、開発を進めている。商品の適用範囲を拡張し、またドア周りの利便性を向上することにより、今後も進展するバリアフリー社会に貢献していく。

電動式ドア開閉装置RUCAD（RU-020）の設計積算参考価格は、24万7500円～27万3900円（税込）。2月26日発売。