2024年02月21日 15:53

ウォーターセルは、伊藤園、井関農機、ヤンマーアグリと、2月20日付で資本業務提携した。
近年、日本の農業を取り巻く環境は、高齢化、生産人口の減少をはじめ、大変厳しくなっている。大規模化への対応や次世代へのノウハウの継承が急務であり、そのための経営状況の可視化が重視されている。また、自然に大きな影響を与える農業における環境負荷の低減も、取り組むべき重要な課題となっている。
ウォーターセルは、生産者の役に立つ情報プラットフォームを構築し、営農情報のデータ化、共有、連携で、農業界の課題を解決する企業。2012年に、パソコンやスマートフォンで農作業や圃場の管理、従業員間の情報共有をサポートするクラウド型の営農支援ツール「アグリノート」の提供を開始した。2024年2月現在、利用組織数は2万2000組織を超え、日本全国で多くの生産者に利用されている。
アグリノートの特徴は、オープン戦略をとり、様々な農業関連企業との連携を推進することで、生産者にとっての利便性や情報プラットフォームとしての価値を高めている点。この度の各社との資本業務提携を通じた共同でのサービス開発により、この情報プラットフォームをさらに強化。共創による新たな価値創造と、それによる農業界の課題解決を加速し、持続可能な農業づくりに貢献していく。