「toolbox(ツールボックス)」は、約11年間にわたり販売し、惜しまれつつも2022年に販売終了した「工業系レセップ」を復刻する。

工業系レセップは、同社で2011年から取り扱いを開始し、年間5000個を販売した笠松電機製作所製造の直付け照明器具。工業製品らしいインダストリアルな雰囲気を持つ。裸電球用のレセップシリーズの露出配管に似合う無骨なテイストは、リノベーション空間に相性がよく、数多くのユーザーに愛されてきた。笠松電機製作所の電気照明器具事業撤退により販売終了していたが、同社で許諾を得て、可能な限り原型に忠実に一から開発した。

今回は、高さのあるスタンダードなタイプと、壁や露出ボックスに埋め込んで使用するフラットタイプの2種類を復刻した。原型に忠実であることを前提に、丸型の露出ボックスにつけた時のバランスを考慮し、本体の座の径を微調整。フラットタイプはグレーのみの展開だったが、復刻を機にブラックとホワイトを追加。ホワイトは元はやや黄みがかった白だったが、白壁や白タイルなどに馴染むようマットなホワイトに変更した。

露出ボックスには、笠松電機製作所の「KASAMATSU」が刻まれたシルバーキャップを刻印ごと再現。さらには定格ラベルも笠松電機製作所の仕様に限りなく近づけるため、デザインや印刷方法にこだわった。2月29日より、toolbox公式サイトにて販売開始する。