エマソンは、フィッシャーバタフライ/ボールバルブに対応した Fisher(TM) easy-Drive(TM) 200R 電動アクチュエータを発表した。新しいアクチュエータを対象バルブと組み合わせて使用することで、過酷な条件下でも正確かつ信頼できる性能を発揮。とりわけ、石油・ガス産業の寒冷遠隔環境下で活躍する。

遠隔地に設置される空気圧式バルブアクチュエータの多くは、天然ガスで作動するが、この方式のアクチュエータはバルブが作動するたびに温室効果ガスを大気中に放出する。一方、電動式アクチュエータは、制御する際に放出される温室効果ガスをゼロにすることでこの問題に対処するが、既存のソリューションには限界がある。200R アクチュエータは、空気圧式と電動式双方の問題を解決することができる。

本製品は精密スロットリングや ON/OFF 用途向けに設計されており、Modbus RTU、4-20mA、またはドライ接点信号で制御可能。またFisher easy-Drive コンフィギュレータを使用すると、設定および校正が簡単に行え、ボタン1つで校正が可能。

さらに、低消費電力で11～30VDC で作動し、固定ポジションモードでの消費電力は 0.4W 未満であるため、電力の供給に余裕のない場所で使用する場合に最適。-40°C (-40°F) の低温でも動作するため、よほど極端な温度環境出ない限りスペースヒータの設置は不要となる。詳しくはこちら。