2024年02月20日 13:58

ポプラ社はシリーズ日韓累計累計25万部を突破するなど、韓国で大人気の著者による話題のエッセイ「わたしの中の黒い感情」を、2月21日に発売する。

人は誰しもネガティブな感情を持たずに日々生活することは難しく、さらにその感情は人によって多岐に分かれる。2022年にリクルートマネジメントが行った調査によると、20~49歳の会社員たちが直近1カ月の仕事中に経験した感情は、「心配・不安(78.2%)」「怒り・嫌悪(71.6%)」「退屈・無意味(64.1%)」といずれもネガティブな感情が上位を占めていたという。

本書はそういったネガティブな感情を丁寧にほどいて70種類に分類した。「不安」「悲しみ」「憎しみ」など比較的自覚しやすいものから、「抑圧」「混沌」「当惑」など自覚しづらいものまで一つ一つ赤裸々に解説。そういった感情との向き合い方をアドバイスしている。

カウンセリング心理学を学び、現在も人間の内面に関する勉強を続けている著者のソルレダさんは、自身も会社員時代にハードワークで心身ともに体調を崩してしまった経験があるそう。そんな彼女から語られる言葉は、「ネガティブな感情を抱くこと」を決して否定せず、その感情を持ったままで生きやすくなる考え方を教えてくれる。

ポジティブな考え方に切り替える方法が書かれた書籍が多い中、ネガティブな感情と冷静に向き合うことで、新たな気づきや発見をもたらしてくれる新感覚な一冊。定価1650円(税込)。