2024年02月19日 16:43

国内最大級の法人向け弁当デリバリーサービス「くるめし弁当」は、2月19日より、歌舞伎座のお弁当の販売、デリバリーを開始。芝居の幕間の楽しみとして観劇する人の間で長く親しまれてきた歌舞伎座伝統のお弁当を、会議や懇親会、セミナーなど幅広いシーンで楽しめる。
歌舞伎座は1889年(明治22年)、木挽町に誕生。当時歌舞伎は庶民の間で最も人気のある娯楽であり、幕間(まくあい)でのお弁当は人々の楽しみの一つだった。芝居と芝居の間に挟まれる休憩時間である幕間を「幕の内」と呼び、その中で食べるお弁当が現在の「幕の内弁当」の由来として知られている。歌舞伎の合間に食べる食事のため、席でも食べやすいサイズの食材や、汁がこぼれない料理など、一折の中に多くの工夫が凝らされている。
今回提供を開始する歌舞伎座のお弁当は、当時の趣を味わってもらえるよう、文献に記されている献立「卵焼き、蒲鉾、蒟蒻、里芋、干瓢、焼き豆腐と白飯」に焼魚や和え物を加え、現代の味付けで再現した。
メニューは、江戸時代の献立に焼き魚や和え物を加え、当時の趣を楽しめる「観劇弁当~江戸版~」が1620円(税込)。また、「歌舞伎座幕の内 松」は5400円(税込)。歌舞伎座の幕の内は、食の伝統を受け継ぐ一方で時代に即した進化を遂げ、華やかな仕立て。厳選した贅沢な食材を使用し、素材の味を引き立てるように丁寧に調理した。