2024年02月19日 09:02

SPACE COTANは、三井物産による「三井物産共創基金」の支援事業第一号案件として採択された。

SPACE COTANは、民間にひらかれた商業宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」を運営・事業推進している。今回SPACE COTANは、三井物産共創基金に対して、HOSPOプロジェクトを通した民間等の宇宙開発の促進と世界の宇宙産業の発展に関する提案を行い、採択された。今回の採択では1月~2026年12月の3カ年で1億円の助成金が交付される。

多くの民間ロケット事業者や大学は、将来的な人工衛星打上げロケットを見据えた初期のロケット開発として、高度100kmの宇宙空間に到達可能な弾道飛行を行うサブオービタルロケットの実験射場を求めている。しかしながら、国内では民間や大学等がサブオービタルロケットを打上げることができる環境が不足しており、宇宙産業発展のボトルネックの一つとなっている。

SPACE COTANは、本基金の活用を通じて、宇宙事業への豊富な知見と総合商社としての強みを持つ三井物産との共創活動を進め、課題である民間や大学等のサブオービタルロケットの実験環境の改善を図り、将来的な人工衛星打上げロケット(オービタルロケット)の増加とそれによる衛星データ・通信を活用した様々な社会課題解決(温室効果ガス測定・災害対応・通信格差是正等)を目指す。また同時に、日本そして世界の民間の宇宙産業の振興に寄与し、より広範な地域での社会課題解決の基盤作りを目指す。