2024年02月15日 15:37

くふうAIスタジオが運営する家計簿サービス「Zaim」は、定量的な把握が難しかった業界やブランドのシェアを可視化するレポート「Zaim シークレットマーケットインデックス」第三弾を公開した。本レポートでは、2024年4月に限定的に解禁される「ライドシェア」に着目。タクシー業界やユーザーの交通費の支出に関してZaimのユーザーデータを集計した。
まず、Zaimに記録された「交通」カテゴリの支出は、2020年の新型コロナウイルス感染症の拡大による外出自粛のムーブメントから減少しており、その傾向は2021年まで続いた。2022年以降は徐々に行動制限が緩和され、支出は回復傾向に。2023年には新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年の水準まで復調している。
「タクシー」の利用シーンに関して、アプリ内でユーザーアンケートを実施したところ、「ビジネス」利用が最も多く、全体の約24%だった。一方、近場での外食や最寄り駅までの身近な移動手段としてタクシーを利用している人も約17%いた。ライドシェアが解禁された際には、こういったライトな利用シーンが拡大していくことが予想される。
また2022年1月と2023年12月の時点を比較すると、タクシー配車・車内決済サービスの利用総額は約3倍にまで伸長。移動におけるDX化が定着し、ユーザーの簡便性が高まりつつあるようだ。