2024年02月13日 15:53

翔泳社は、書籍「あたらしい平安文化の教科書 平安王朝文学期の文化がビジュアルで楽しくわかる、リアルな暮らしと風俗」を、2月13日に発売する。本書は、平安時代の絵巻物に描かれた平安の人々の生活を、リアルに感じられる写真で再現した1冊。平安文化の基礎知識についても詳しく解説している。

NHK大河ドラマ「光る君へ」の放送が開始され、平安時代の貴族の暮らしや風俗に注目が集まっている。千年以上前、平安時代に暮らした貴族達はどんな日常を暮らしていて、美しい装束はどんな着心地だったのか。当然だが彼らもトイレにも行き、食事もする。暑い日もあれば寒い日もある中で、現代の私達と同じように勉強をしたり、恋をしたりしていた。

本書は「源氏物語」など王朝文学が数多く書かれた平安時代中期の文化について、豊富なビジュアルとともに紹介。謎の平安貴族「承香院」の暮らしを軸に織りなす「承香院絵巻」として、朝廷への出仕や蹴鞠、垣間見、働いたりくつろいだりする女房達などの様子をできるだけリアルに感じられるような写真で再現した。

平安文化の基礎知識をわかりやすく、特に平安時代中期の装束については、実際に再現した豊富な写真を添えて解説。装束を着用した全身写真は様々なアングルを掲載し、装束の皺や乱れまで観察できるので、イラストを描く人も参考にできる。日本を代表するアニメーション映画監督である片渕須直監督、日本古代史や古記録学の第一線で活躍する倉本一宏先生との対談も収録。定価3960円。