2024年02月09日 12:55

JR東海が展開する「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンは昨秋に30周年を迎え、これまでの感謝を込めた特別企画を、1年を通じて展開している。この度、新たに4つの観光プランが発売された。

発売されたのは、京都の歴史文化を未来につなぐ取り組みに関わる旅。たとえば、重要文化財「本尊 十一面観音菩薩立像」をはじめとした貴重な文化的遺産が数多く残されている安祥寺は、歴史上の様々な戦渦に巻き込まれ、多くの寺宝が散佚するなど荒廃。長い間一般拝観を受け入れていなかった。2018年に藤田瞬央さんが住職となり、「人が集えるお寺」を目指して復興に着手。2021年には青龍社の修復が完了するなど、境内の整備を進めている。

JR東海では、2022年に安祥寺の整備のための作務に参加する「復興衆」を募る「京都・安祥寺 復興特別体験」を実施するなど、安祥寺の復興プロジェクトに携わってきた。そこでこの度、「そうだ 京都、行こう。」の30周年特別企画として作庭(苔植、砂敷)体験を用意。

「古刹の歴史に名を刻む 京都 安祥寺 復興プロジェクト」では、庫裡の前の広場に苔を植え、白川砂を敷き、作庭を行う。苔植や砂敷は、苔アーティストや、市内の寺院の庭の手入れを行う造園会社の社員を講師として招いて実施。作業終了後は裸足で苔を踏んだり、砂紋を引いたりする体験ができる。その他のプラン・詳細は「そうだ 京都、行こう。」30周年キャンペーン特設サイトへ。