2024年02月05日 19:49

六甲高山植物園は、3月15日まで冬季休園中だが、雪を割って咲く早春の花々を観賞してもらうため、「冬季特別開園」を実施する。
当初、2月23日~3月10日までの土日祝に実施予定だったが、例年にない暖冬のため、牧野富太郎博士が生涯愛した花として知られているバイカオウレンが咲き始めている。そのため2週間早く、2月10日~3月10日の土日祝に実施することとなった。
バイカオウレン(キンポウゲ科)は、林下に生育する高さ4~15cmの多年草。同園では早春に最も早く開花する花で、梅に似た花と端正な五角形の常緑の葉が特徴。牧野富太郎博士が幼少時、自宅すぐ裏の金峰神社で見てから生涯愛した花として知られている。冬の寒さが残るこの時期、ほかの花がまだ咲いていないなか、春一番に咲くバイカオウレンの群落は、約50平方メートルと日本有数の植栽面積を誇る。
そのほか、六甲高山植物園冬季特別開園を彩る早春の花は、セツブンソウ(キンポウゲ科)、フクジュソウ(キンポウゲ科)、ザゼンソウ(サトイモ科)、ヘレボルス・チベタヌス(キンポウゲ科)など。冬季特別開園は、2月10日~3月10日の土日祝、時間は10時~16時。なお、2月23日のみ、先着100名にキレンゲショウマの種をプレゼントする。料金は大人800円、小人400円。詳しくはこちら。