2024年02月02日 16:07

Magic Shieldsが開発・販売する、歩ける緩衝フロア「ころやわ(R)」が、エクセレントケアシステムが運営する有料老人ホーム「エクセレント神戸」全居室(49部屋)へ導入された。
「ころやわ」は、これまで両立が困難とされていた「歩行安定性」と「衝撃吸収性」という2つの性質を併せ持つ、「転んだ時は衝撃を吸収する、普段は硬く安心して歩ける床」。「ころやわ」内部の可変剛性構造体(メカニカルメタマテリアル)により、一般的なフローリングと同等の歩行安定性を保ちながら、車椅子移動や歩行器、杖をついての移動でも大きく凹まない。
その反面、転倒時には衝撃を吸収し、転倒骨折や外傷リスクを低減する事が可能になった(特許出願中)。椅子やベッドからの転落、車いすへの移乗や歩行からの転倒時などには、大きく沈み込み、大腿骨の骨折リスクを軽減する「衝撃吸収性」を実現している。転倒時にはフローリングに対して約半分に衝撃を抑え、骨粗鬆症の大腿骨骨折の目安荷重(221kgf)を下回る。
「エクセレント神戸」では、開設当初より利用者が快適に生活できる空間づくり・サポート体制を追求してきた。一般的なベッドサイドマットや見守りセンサーなどの対策だけでは限界があると感じていたなか、展示会で「ころやわ」に興味を持ち、数部屋への導入を開始。転倒による骨折リスクの低減が見込めるとして少しずつ居室への導入数を増やし、2024年1月に全居室49部屋への導入が実現した。