2024年02月01日 19:00

YKK APは、様々な課題解決に貢献するユニット工法を中層建築物に展開し、防火設備へも対応したカーテンウォール「SYSTEMA 81u」を、4月30日(予定)に発売する。

昨今、建設現場では建設技能者の減少による人手不足や、働き方改革による計画的な工期の見直しなど、様々な課題を抱えている。例えば足場の倒壊防止における安全対策の厳格化は、現場管理者の負荷増に繋がる。従来、ユニット工法は足場が設置できない高層・超高層建築物でオーダー対応品にて採用されており、中層建築物では外部足場からの施工を行うノックダウン工法が主流だった。

そこで同社では建設現場の課題解決に貢献するため、ユニット工法を規格品化した中層建築物向けユニタイズドカーテンウォール「SYSTEMA 81u」を発売する。本製品は、工場で加工から組立・ガラス施工までを一貫生産した完成品ユニットを現場へ搬入。完成品ユニットをクレーンで吊り込んで施工するため外部足場が不要であり、またガラス施工も無いため、工期を約1/3に短縮でき人手不足の課題解決に貢献。

さらに、換気や非常用進入口にも対応し大開口を実現した。高意匠商品「SYSTEMA」シリーズの特長である「軽快な意匠」・「明快な機能」を踏襲しつつ、基本3性能(耐風圧・気密・水密)に加え、都市部で必要となる防火設備にも対応する。