カンバンクラウドはArweaveブロックチェーンに永久的なデータ保存が可能なファイルアップローダーサービス「NOARY(ノアリー)」をアップデート。それにより、100kb未満のファイルを無料で何度でもアップロードし放題となったことを明らかにした。

情報化社会の急速な発展に伴い、データの長期的な保存と管理は重要な課題となっている。データは特に「アプリケーションサービスの終了」と「ハードウェアの故障」、そして「クレジットカードの情報更新忘れ」や「本人の死亡等に伴う料金支払いの停止」等で発生しやすい。例えばGoogleの運営していた「Google+」のような大手企業のサービスでも、データの消失が発生する点で安心してデータの保存が難しい状況にある。

NOARYが掲げるのは、「全ての重要なデータを安全かつ永久に保存し、アクセス可能にする」というミッション。そのためにArweaveというWEB3.0ベースの分散ストレージ技術を活用し、ファイルの永久保存を誰でも気軽に利用できるサービスを、昨年6月に開始した。

従来は1MBまでのファイルアップロードについては、一律で2～3円相当のポイント課金が必要だったが、Irys(旧：Bundlr Network)と呼ばれるArweave上で稼働するシステムの新たな統合を実現。100kb未満のデータを無料で何度でも保存できるようになった。