2024年01月29日 10:12

カタリバは、令和6年能登半島地震で被災した子どもたちを対象に、「子ども応援パーソナルボックス」を自治体や企業と連携して届ける「MY Boxプロジェクト」を開始する。

石川県で被害が大きかった地域では、現在も断水や地震による土砂崩れで通行止めとなっている道路も多数あり、ライフラインの復旧には時間を要するといわれている。この状況を受けて1月17日より輪島市で希望する中学生約250名の集団避難を実施、最長2カ月程度親元を離れて生活をすることになった。輪島市に続き、21日には珠洲市や能登町でも同様の避難を実施した。集団避難の他にも、被害が小さかった金沢市や近隣地域へと自主的に避難する家庭も多くいる。避難場所が変わる可能性も高く、子どもたちに衣類や学用品などを届けることが難しい状況だ。

カタリバでは、東日本大震災を発端に、地震・豪雨など全国で災害が起こるたびに現地ニーズを調査し、必要に応じた緊急支援に10年以上取り組んでいる。今回、連携協定を交わした石川県ならびに珠洲市・輪島市とカタリバが、一人ひとりの状況やニーズに合わせ衣類・衛生用品・学用品などを詰め合わせた「子ども応援パーソナルボックス」を通じて物資支給を行う「MY Boxプロジェクト」を開始。自治体や学校を介して、集団避難先や家庭に対して必要な物資等のニーズを収集し、子どもたちの今のサイズに合った衣類や、避難先で不足している衛生用品、学用品など、刻一刻と変化するニーズに対して、いち早く集団避難先や現在避難している場所に届けていく。

カタリバ