2024年01月26日 19:44

バイウィルは、1月26日に行われた第58回J-クレジット制度認証委員会において、バイウィルが取り組む「水稲栽培における中干し期間の延長」プロジェクト(団体名称「おこめラボ」)が登録された。
J-クレジット制度とは、省エネルギー・再生可能エネルギー設備の導入等による温室効果ガス排出削減量や、適切な森林管理等による温室効果ガスの吸収量を、日本政府が「J-クレジット」として認証する仕組み。発行されたJ-クレジットは、他の企業との間で取引することができ、J-クレジットの購入者は自身の温室効果ガス削減目標の達成等に活用が可能だ。
今回、J-クレジット創出のプロジェクトとして登録されたのは、「水稲栽培における中干し期間の延長」プロジェクト。「中干し」とは、水稲の栽培期間中、出穂前に一度水田の水を抜いて田面を乾かすことで、過剰な分げつ(根元付近からの枝分かれ)を防止し、成長を制御する作業のことをいう。この「中干し」の実施期間を従来よりも延長することで、土壌からのメタン(温室効果ガスの一種)排出量を抑制することができ、J-クレジットの創出方法として認められている。
本プロジェクトでは、「おこめラボ」に加入した水稲農家が中干し期間を延長したことによるメタン排出削減量を、バイウィルが手続きを代行してJ-クレジットに変える。そして、その売却による収益の一部を、水稲農家に還元するプロジェクトとなる。