ワタミが運営する食事宅配サービス「ワタミの宅食」では、震災で甚大な被害を受けた和倉温泉「加賀屋」のお土産品を、全国525カ所の営業所を通じて1月23日より応援販売する。

「加賀屋」は明治39年創業、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館 100選」で 通算42回総合1位を誇る、能登を代表する老舗旅館。ワタミの宅食では、「わたみのおせち」の販売を開始した2005年より19年にわたり「加賀屋」の監修を受けている。名旅館の名前を使ったおせちを毎年販売する企画を、心よく理解してもらった恩義をいつも感じていたという。

このたび、「加賀屋」から休業が続き、再開の目途が立っていないと連絡を受けた。同旅館では、お菓子や乾物をはじめ、連日たくさんのお土産品を販売していた。それが休業で販売できないとなり、お土産を作る会社、その会社に食材を卸している会社と、連鎖的に地元業者が困ってしまう。力を貸して欲しいという相談を受け、「加賀屋」のお土産を仕入れ、「ワタミの宅食」利用者に応援販売を行うことを決定した。

主な商品は北海道函館産の上質の真昆布とお酢だけを使用し、0.01mmの極薄に削り上げた「極みとろろ昆布 620円（税込）」。カルシウム豊富なちりめんに、山椒をまぶした加賀屋オリジナル商品「ちりめん山椒 1130円（税込）」など。販売期間は1月23日～2月28日注文締切。