2024年01月18日 09:03

ダイヤモンド社は、高田純次さんが喜寿・77歳を迎えるまでの1年間を綴った「最後の適当日記(仮)」を1月17日発売した。

「日記を書きませんか?16年ぶりに」「タレント高田純次の最後の足跡を後世に残すことができます」。2008年に発売された「適当日記(高田純次:著、ダイヤモンド社刊)」から16年。そんな担当者の誘い文句に「もうすぐ死ぬ前提?!」と不満を抱えながらも、再び筆をとった著者の高田純次さん。本書は、76歳の誕生日を迎えた2023年1月21日から、同年12月31日までを「無理やり書かされた」日記となる。

1月に77歳を迎える高田純次さんは、「適当男」という芸能界で独自のポジションを築き、老若男女から愛されている。日記に記された毎日も、そのイメージを裏切らない。日々の何気ない出来事の報告はもちろん、野球について熱く語る日もあれば、「ア」の一文字しか書かれていない日も。最後の日記らしく、過去を語ったり、語らなかったり。形式に捉われない、まさに「適当日記」となる。前作同様「無理やり書かされた」というだけあって、愚痴もあり、サボる日もありと、高田さんの人間味が随所に溢れ出ている。

おなじみの「適当」加減と、ユーモアたっぷりの日記は、笑えるだけでなく、読んでいるとなんだか少し気が楽になり、ふっと肩の力が抜けていく。つい頑張りすぎてしまう現代人必読。その生き様に元気をもらえる1冊となる。

最後の適当日記(仮)」は1月17日発売。定価1430円(税込)。