2024年01月17日 20:08

宮崎県は、「みやざきLFP」にて開発された、廃棄されるホエイをアップサイクルした「ぺろっと食べれるスープ鍋の素(トマト味)」と伝統的な栽培方法である原木で栽培された乾しいたけを使った瓶詰め「森のバーニャカウダ」を発売する。
チーズを作る際に出る水分「ホエイ」は、チーズ製造時の副産物として生乳の総量に対して約7割排出されるもの。さらに、ホエイは加工をしても安い価格で取引されるため、粉に加工する技術や設備もない中小企業は廃棄せざるを得ないという状況だ。それに伴いチーズの価格も上がってしまい、宮崎県内のチーズはほとんどが県外産、海外産が利用されている。そこで、ホエイを有効利用することにより、県内産チーズを少しでも安価で多くの人に使って欲しいという思いがきっかけとなり、みやざきLFPに参加した。
ホエイは宮崎県川南町の牧場から届いたものを使用し、そこに同じく有効活用がむずかしい、乾しいたけの戻し汁を合わせることで、椎茸のうま味をベースに、トマト味としてさっぱりと仕上げた「ぺろっと食べれるスープ鍋の素(トマト味)」は名前の通りぺろっと食べられるおいしさに。賞味期限が長く、常温保存も可能なので、全国での販売、最終的には海外進出も見据えての販売を行なっていきたいと考えている。
「ぺろっと食べれるスープ鍋の素(トマト味)」は1080円(税込)。ほか、「森のバーニャカウダ」700円(税込)予定。発売時期は5月頃。