2024年01月17日 15:04

カツデンは、ノックダウンで後付け可能な「玄関ベンチ」を2023年12月1日より販売開始した。
玄関で靴を脱ぎ履きする動作は、足腰に負担がかかる。特に高齢の人にとっては辛い体勢になることが多く、ロングブーツを履く人にとっても玄関で座り込む必要があり、面倒な動作は極力排除したいという需要があった。解決策として、5年ほど前から「玄関に椅子を置く」という手段が取られ始めたが、「間取りに合うサイズが見つからない」「建具とデザインを合わせたい」「足元をスッキリさせたい」という要望がたびたび同社に舞い込んでおり、「玄関ベンチ」の発売に至った。
間取りに合わせてサイズオーダーして製作すると大幅なコストアップとなってしまうことが建築主にとっての悩み。極力コストを抑えるためにあらゆる要素を排除し、それをデザインとしての必然性に落とし込むことは、カツデンが提供する商品すべてで行われている。今回も同様の考え方で開発は進められ、サイズオーダー可能であるにも関わらず、それほど高価ではない。「玄関ベンチ」は、座面を壁固定し、補強と手すりを兼ねたパイプを天井固定するだけで成立する。靴の脱ぎ履きのタイミングで掴むための縦手すりが通っており、一連の動作をスムーズに行えるよう配慮されている。耐荷重は120kg/m と、かなりの安定感がある。手すりとなるスチール部分は全10色、座面となる木製座板は全6色の展開。