2024年01月17日 12:52

アルケリスは、アシストスーツ「アルケリス」を使用した立ち仕事の疲労負担軽減を可視化する「クイック診断サービス」を1月17日に開始した。
同社は、長時間の立ち仕事での足腰の負担を軽減するアシストスーツ「アルケリス」の企画・開発・販売を行うスタートアップ企業。今回の「クイック診断サービス」は、センサを内蔵したアルケリスを作業者に装着し、独自開発したAIによりアルケリスの動作解析を行う。作業者の歩行、立位、中腰姿勢及び使用モードを推定することで、立ち仕事による足腰の負担軽減効果及び当該作業におけるアルケリスの適性度を最短3分で診断する。
慢性的な人手不足、高齢化を背景として、作業者の身体的負荷の増加が社会課題となっている。各社作業環境の改善に取り組み、そのソリューションの一つとしてアシストスーツ導入が進み、2024年のアシストスーツの市場規模は26億円(矢野経済研究所)と試算されている。しかしながら、アシストスーツ業界には課題も多くアシストスーツを導入済み、導入検討した企業からは、「作業環境改善のため導入したが、使用されていない」「効果はわかるが、疲労負担軽減といった定性的なものを導入するには決裁ハードルが高い」「自社のどの作業工程で効果があるのか判断しづらい」などの声があった。「クイック診断サービス」において負担軽減効果を見える化することで上記課題の解決が期待される。また、今後はクラウド化、Webアプリ化によるデータ解析サービスの提供を目指し、開発を継続していく。
費用は無償(募集数:10社、業種:製造業)。地域は関東圏。