2024年01月15日 12:53

リモートアシストは、2月1日より、視覚障がい者専用のスマートフォンサービス「エルビーフォン」の提供を開始する。

全国の弱視者数は、厚生労働省の推計によると約145万人、総人口の約2.3%にあたり、今後の高齢化社会においてはさらに増加が予測されている。一方スマートフォンは加速度的に進化を続け、視覚障がい者が使いこなすためには本人の視力やITスキルに合わせたカスタマイズや使いこなしのフォローが必要となっている。これまでリモートアシストは全盲者への支援を行う「遠隔援護サービス」に取り組んでいたが、今回対象を弱視者まで拡げ、より多くの人にスマートフォンの利便性を享受してもらえるようにした。

今回サービスを開始する「エルビーフォン」は、Androidスマートフォン講習歴10年超のフロッグワークスが完全監修、使いこなしのサポートをする。代表の岸本将志さんは先天性の視覚障がい者であり、視覚障がい者のICT講習・サポーターとして活動中。「エルビーフォン」を設定するにあたっては一人ずつヒアリングを行い、その人の視力や利用目的、スマートフォン利用歴などから、最適と思われるカスタマイズやアプリをインストールする。また利用開始後においても使いこなしのサポートや、遠隔操作による設定変更、新たなアプリのインストール(有償)などを行う。

サービス提供価格は、機器本体レンタル代と50GBまでのデータ通信料の合計5500円(税込)。音声通話料は現在利用中のキャリアへ継続して支払い。

リモートアシスト