2024年01月12日 20:07

愛知県豊橋市にある豊橋技術科学大学発のベンチャーが開発した電界結合ワイヤレス給電システムを活用した電動キックボードの実証実験が、豊橋駅周辺をフィールド1月13日から始まる。まちなかでの実証実験を通じて、多くの人に利用してもらうことで、技術の実用化につなげていく。
次世代ワイヤレス給電システムは、パワーウェーブが開発。電界の変化を介して高周波電力を伝送する電力伝送方式「電界結合方式」を採用して、今回はこのワイヤレス給電システムを給電ポートと電動キックボードに実装した。
電動キックボードの貸し出しと給電スポットは、豊橋駅南口駅前広場(駅前大通1丁目)と複合施設emCAMPUS(駅前大通2丁目)、こども未来館ここにこ(松葉町3丁目)、豊橋市役所(今橋町)の4カ所に設ける。中心市街地に電動キックボードを置くことで、各拠点間の移動をスムーズにし、回遊性を高める狙いがある。
期間は、1月13日~2月12日。電動キックボードは10台用意しており、うちワイヤレス車体は5台です。利用は16歳以上が対象で、運転免許は不要。料金は30分ごとに200円(保険料込み)がかかる。
利用には「LUUP」というスマホ用アプリが必要。ダウンロードし、電話番号や氏名、生年月日などを入力後、クレジットカードや年齢確認書類の登録、交通ルールテストへの合格といった事前準備を行ってもらう。また、実証実験を始めるのに合わせて、1月13日にセレモニーを開催。セレモニーは、誰でも参加できる。