2024年01月12日 15:59

DNPメディア・アート(DMA)は、玄光社と印刷学会出版部との共創による写真展「フォトグラファー 渡邉肇×能楽師 辰巳満次郎『面と向かう』」を、1月17日~4月12日に開催する。会場は、DNPが運営するオープンイノベーション施設「DNPプラザ」内の「表現工房」。

DMAは、印刷の前工程であるプリプレスやメディア制作を通じて長年培った技術と多様な表現手法を強みとしている。こうした強みを活かして、クリエイターやコンテンツホルダーとともに、写真を中心としたアート作品や各種コンテンツの創作活動を実施。「DNPプラザ」内の「表現工房」にて企画展を開催している。

本展は、企画やデザイン等のクリエイティブ関連の領域と、印刷・製造等のモノづくり関連の領域に携わる人同士が対話し共創することで、より良い作品制作や新たな価値創出につなげたいという思いから企画。フォトグラファーの渡邉肇(わたなべ・はじめ)さんと、シテ方宝生流能楽師の辰巳満次郎(たつみ・まんじろう)さんが参画し、能楽の六つの演目とそこで用いる能面をテーマとして、写真作品を制作した。

クリエイターと能楽師のセッションによる現代のクリエイティブと日本伝統芸能の融合を、DMAの技術等を活かしたアート作品として表現する。また制作の過程に関する記事を、商業写真業界を代表する雑誌「コマーシャル・フォト」(玄光社)と、100年以上の歴史を持つ印刷専門誌「印刷雑誌」に専門的な視点を交えて掲載する。