2024年01月12日 09:03

日本科学未来館は、アート作品を通じて科学技術について考える常設展示「零壱庵」において、「太陽の通り道―霧のNFTがたどる永遠」を1月24日から公開する。本展示は、アーティスト A.A.Murakamiによる独自のテクノロジー観「儚いテクノロジー(Ephemeral Tech)」を体験できるインスタレーション作品となる。霧や泡といった物理現象とデジタル技術を掛け合わせ、デジタル世界の新しい体験方法を探る体験型NFT(非代替性トークン)アート作品「The Passage of Ra(太陽の通り道)」を展示する。

2020年代に入り、メタバースやNFT、AIといった革新的なテクノロジーが急速に普及している。これらのテクノロジーは劇的な変化を社会にもたらすとともに、人間の創造性を拡張し、新たな表現を生み出す原動力ともなっている。

日本で初の展示となる本作品は、現実とデジタルの2つの霧を目で追いながら、感覚的にデジタル世界に没入することで、テクノロジーの未来を想像する。会場では、展示空間で発生させた霧が鑑賞者の目の前を通り過ぎスクリーンに向かっていく様子と、仮想空間上の霧が太陽へと向かっていく様子を見ることができる。

「太陽の通り道―霧のNFTがたどる永遠」は1月24公開。展示エリアは日本科学未来館3階常設展示ゾーン「未来をつくる」。開館時間は10時~17時(入館券の購入は閉館時間の30分前まで)。入館料は大人630円、18歳以下210円。

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