2024年01月11日 15:04

東洋製罐グループホールディングスと、おいしい健康、シャープの3社は、食塩使用量を見える化することで減塩調理を実現する調味料IoTサービス「ソルとも(Saltomo)」を共同開発した。

厚生労働省によると、平均的な日本人の食生活で必要以上の食塩を摂取する傾向にあることが報告されている。東洋製罐グループとおいしい健康は、日本の食卓の「減塩」に貢献するべく、2019年に協業を開始し、2021年に資本・業務提携契約を締結。医師や管理栄養士、医療機関、介護施設のスタッフなど、健康に配慮した食の現場の声をよく知るおいしい健康の知見と、容器の素材・成型技術に長けた東洋製罐グループの技術力を活かしたさまざまな取り組みを行ってきた。2020年よりシャープも本取り組みに参画し、3社共同で検討を進めた結果、食塩の見える化が可能な調味料IoTサービス「ソルとも」の開発に至った。

「ソルとも」では、食塩などの顆粒調味料をワンプッシュで一定量出し、その回数から使用量を記録する「プッシュタイプ」と、醤油などの市販の液体調味料を設置し、その重量差から使用量を記録する「トレイタイプ」を開発した。調味料IoTデバイスで自動記録された食塩使用量は専用アプリから確認可能。また、食塩使用量のデータに基づき、ユーザーに適した減塩レシピを提案する。医療現場のほか、病気療養後や健康管理のために厳格な食事療法が必要な顧客を持つヘルスケア事業者や食品事業者に提供する。

同サービスの早期実用化を目指し、実証実験の実施に向けた参画企業の募集を開始。

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