2024年01月10日 12:57

ソマノベースは北海道庁・民間企業6社とともに、各企業のオフィスで植樹用苗木を育て森に戻すプロジェクト「MODRINAE HOKKAIDO(戻り苗北海道)」を開始した。
「戻り苗」は植樹用の苗木を育てる観葉植物。35社以上の企業が導入しており、個人を含めると現在2000本以上の苗木が全国各地で育っている。「戻り苗」はこれまで、同社の拠点である和歌山県で運営を行ってきた。どんぐりの採集・木鉢の製造は全て和歌山県内で行い、協力者の元で育ち返送された苗木も、和歌山県の森へ植樹。苗木も和歌山県の県木である「ウバメガシ」を、育てるためのラダーシェルフにも紀州材のヒノキを採用している。
今回は、これまで培ってきた和歌山県での「戻り苗」の仕組み・ノウハウを活用し、北海道庁「ほっかいどう企業の森林づくり」と連携。道内民間企業の森林保全の取り組みをさらにアップデートする。これまで北海道庁では「ほっかいどう企業の森林づくり」という、道民と企業が連携した森林づくりに取り組んできた。今回はその一環として「戻り苗」の仕組みを活用し、企業に「戻り苗」を使ってオフィスで苗木を育ててもらう。
育ててもらう期間は1年間。育った苗木は北海道の森林に植樹する。第一弾の参加企業は、「北海道コカ・コーラボトリング」「JT北海道支社」「エスビー食品」など計6社。「戻り苗」を用いてオフィスで苗木を育てることで森林保全活動に参加するハードルを下げ、森林への理解を深めることにも繋がる。