2023年12月26日 15:46

SDGs未来都市の米沢市では、高校生がSDGsを題材に探究活動を実施している。このたび米沢商業高等学校の2学年が探究学習の一環としてSDGs17のテーマに基づき、4人一組で20チームそれぞれが社会課題を見つけ、その課題に対して自分たちでの解決策を提示する発表会を開催した。

この取組は、4月から9カ月間にわたり実施。生徒たちは、授業や課外活動を通じて様々な活動をし、その中で、企業や米沢市役所に生徒は自ら足を運び、地域課題の解決に向けた取組を進めてきた。当日はPTA会長のほか同校の学校評議員、市役所職員も審査員として参加するとともに、1年生も先輩生徒の発表を聴講。審査員が「発想力・テーマ選択」「整理分析 企業&自治体との連携」「アクションと振り返り」「発表力・プレゼン資料」の4項目にわたり審査を行い上位チームが決定した。

同校付近にある味噌屋の商品を使った商品開発を手掛けるなど、単なる提案にとどまらない実践的な取組が多くみられた。また、同校の制服をアップリサイクルした巾着やポーチは、今後学校制服布地(端切れ)を活用して販売を予定。さらに、空き家抑制のチラシについては米沢市役所との更なる連携も模索されている。

なおこれら20チームの取組は、山形テレビなどが共催するSDGsQUESTみらい甲子園にエントリーすることが決定している。