2023年12月26日 13:08

廃プラスチック洗浄ライン専業のドイツ・WIPA社が、日本に初上陸した。リサイクルは、以前は工業端材など、汚れが比較的少ないものが主流だった。しかし昨今のリサイクル関係の法整備や資源循環の潮流の流れのなかで、これまでリサイクルされていなかった「汚れている」「分別がされていない」プラスチックをリサイクルする重要性が高まっている。

使用されたあとで回収された廃プラスチックは、そのままではリサイクルすることが難しく、破砕・洗浄・分別・脱水・乾燥などの工程を経ることが必要。そこで重要なのが洗浄ライン。この処理の良し悪しは生産される再生ペレット(再原料化されたプラスチック)の品質を左右するため、高性能な洗浄ラインの重要性はこれまでになく高まっている。

このような社会背景の中で、廃プラスチック洗浄ライン専業メーカーのドイツWIPA社は、幕張メッセで開催されたIPF Japan 国際プラスチックフェアに出展した。WIPA社は欧州市場で洗浄ラインのシェア30%占めるリーディングカンパニー。欧州で実績を積み重ね、満を持しての日本初上陸となった。業歴30年の歴史の中で、欧州で200ラインを設置し、どのようなトラブルが発生しやすいかを熟知。その対策をノウハウとして蓄積している。

今回、2023年IPF展にて初出展。IPF Japan 国際プラスチックフェアでは有名企業をはじめ多くの相談や引き合いがあり、逐次対応していく予定。詳しくはこちら