2023年12月25日 12:55

大日本印刷(DNP)は、DNPグループ社員3万人を対象に「アンコンシャス・バイアス研修」を開始した。
DNPは、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I:多様性と包摂)を重要な経営戦略の一つと位置づけ、中期経営計画では「多様な個を活かすD&I」の実現に向けたさまざまな活動を強化・推進している。今回その一環として、無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に対する理解を深め、その影響に対処するため、「アンコンシャス・バイアス研修」を開始した。11月30日にはDNPグループ各社の社長・役員を対象に実施し、まずは2024年度中に、国内のDNPグループの社員約3万人の受講を完了する予定だ。
社員は研修を通じて、アンコンシャス・バイアスを知り、自身のアンコンシャス・バイアスに気付き、対処することを学ぶ。また本部長、部長など階層ごとにアンコンシャス・バイアスに気づいての変化、気づいて良かったことなどを共有し、さまざまな課題等に気づきやすくなる環境をつくるとともに、継続的な研修の実施によってアンコンシャス・バイアスへの対処の定着を図る。研修は外部の講師とともに、本社のダイバーシティ&インクルーション推進室に所属する社員が、アンコンシャスバイアス研究所の研修講師の資格である「認定トレーナー」を取得し、社内講師として研修を推進する。