2023年12月22日 12:58

糀屋三左衛門は、あさ出版より書籍「ビジネスエリートが知っている 教養としての発酵」を2024年1月16日に刊行する。

2013年に「和食」がユネスコ世界無形文化遺産に登録されて以降、日本国内外を問わず発酵は注目を集めてきた。近年では、発酵を活用して新たなビジネスを生み出す企業も増加。発酵をテーマとした新しい飲食産業の展開はもちろん、フードテック分野での発酵の活用や健康素材としての発酵成分の利用など、従来の発酵技術を発展させたイノベーティブなビジネスにも注目が集まっている。新たな価値を生み出す発酵について科学技術的視点と文化的視点どちらからも理解することは、柔軟な発想やクリエイティブな思考の手助けとなる。新たなビジネスチャンスを広げるために、教養としての発酵へ注目が集まっている。

本書は、ビジネスパーソンにとって必要な発酵の知識を「技術、歴史、文化」の視点から解説。また、教科書的な知識の羅列ではなく、現代の発酵業界の状況や世界から見た日本の発酵など、日本の発酵文化を支える種麹メーカーのリアルな視点で日本の発酵の現在地を解説している。筆者の村井裕一郎さんは室町時代から600年続く種麹メーカー・糀屋三左衛門の29代当主を務めている。発酵をビジネスとして展開する一方で、MBAやMFAを取得し、経済や芸術といった幅広い視点から発酵の可能性を模索する活動も行っている。それらの活動を通して筆者が感じる発酵が持つビジネスの可能性をまとめた。

定価は1650円(税込)。出版日は2024年1月16日。

書籍詳細(あさ出版)