2023年12月21日 16:12

東京メトロ、日揮HD、レボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGYの4社は、使用済み食用油を国産の持続可能な航空燃料SAF等へ再利用する取り組みに関して、基本合意書を12月20日付で締結した。本取り組みに鉄道事業者が参加するのは初。
SAFとは、化石燃料以外を原料とする持続可能な航空燃料。原料が100%廃食用油の場合、原料収集からSAFの製造・燃焼までのサプライチェーン全体で、従来の航空燃料と比較してCO2排出量を約80%削減することができる。
日揮HD、レボインターナショナルは、コスモ石油と共同で、国内での廃食用油の収集からSAFの製造・輸送・供給に至るまでのサプライチェーン構築に向けて事業化検討を進めてきた。2022年に新会社SAFFAIRE SKY ENERGYを設立し、国内で発生する廃食用油のみを原料とした年間約3万キロリットルのSAFの供給を目指している。
東京メトロはこの取組みに賛同し、基本合意に基づき、グループ会社であるメトロプロパティーズが運営する飲食店舗等から排出される廃食用油を提供。レボインターナショナルが収集する。その廃食用油を使い、SAFFAIRE SKY ENERGYが国産初 SAF 大規模生産プラントにおいてSAFの製造を行う。日揮HDは、廃食用油を原料とするSAF製造事業に関するサプライチェーン全体をコーディネートする。