積水化学工業の環境・ライフラインカンパニーが今年9月に発売した業界最大級の大容量大型塩ビ雨とい「超芯V-MAX」が、「PVC Award2023」の準大賞を受賞した。

PVC Awardは、塩ビ工業・環境協会（略称VEC）が主催。PVC（塩ビ）素材の優れた特長を活かして、生活の利便性向上、環境配慮・リサイクル・安全・医療・福祉・防災など社会のニーズに応える商品を公募するコンテスト。「生活を豊かにするPVC製品」との整合性というテーマのもと、市場性、機能性、独創性、環境という審査基準に基づき審査された。

この度の「超芯V-MAX」の受賞の理由としては、斬新な発想と技術的に難しい多層成形(チャレンジング性)であること。また、昨今の豪雨対策のみならず、軽量化・長寿命化を実現するということが高く評価された。今回も大賞は該当がなく、準大賞が最上位賞。2024年2月に表彰式、3月(東京)と4月(名古屋)には受賞作品の展示会が開催される予定。

「超芯V-MAX」は、超延伸シートと塩ビ樹脂の3層構造で構成される業界最大級の大容量雨とい。大型の物流倉庫等で使用される金属加工といと同等の排水能力を実現。それとともに、専用金具を品揃えすることにより、現場作業の軽減、施工品質の向上を実現できることから、発売開始よりすでに多くの引き合いがあるという。