2023年12月21日 12:39

LOCAL BAMBOOは、放置竹林や竹害の課題解決目的に、飲食店事業者向け新商品「熟成筍」の販売を開始した。
国土の3分の2を森林が占めるほど、豊かな森林資源を有する日本。その一方で問題になっているのは、誰にも整備されない放置竹林だ。森林所有者の高齢化や林業の担い手不足によって手入れが行き届かなくなった竹林は、二酸化炭素吸収などの公益的機能や生物多様性の低下、地すべり、イノシシ等害獣への餌場、隠れ場所を生み出してしまうなど、さまざまな問題を引き起こしている。LOCAL BAMBOOは、このような放置竹林や竹害を解決すべく、放置竹林をメンマにして「森を育てる」をコンセプトにした「延岡メンマ」をはじめ、自治体や事業者と連携して竹を使ったプロダクトの生産・販売活動を行っている。
この活動の一環として、今回新たに開発した商品が「熟成筍」だ。国産の孟宗竹を使用した「熟成筍」と中国産の麻竹を使用したメンマを対象に成分分析を実施。その結果、「熟成筍」は中国産メンマと比べ、旨味(グルタミン酸)は約7.0倍、コク(総有機酸)は約9.6倍あることが分かった。調理方法や味付けによって、さまざまな味わいが楽しめる筍。あらゆるメニューに対応できるよう、3つの商品を用意した。
価格は、熟成筍(T-T:短冊上の短冊 T-H:短冊上の穂先)4266円/パック、熟成筍(ダイスカット)4400円/パック、成筍(幅5mm 長さ5〜6cm)4400円/パック(すべて税込)。