2023年12月20日 20:17

ヤマハと東京地下鉄は、聴覚障がいのある人や増加する訪日外国人旅行者など多様な利用者への情報提供の充実を図るため、国内で初めて、駅構内のアナウンス音声を専用アプリ不要で手持ちのスマートフォンに文字表示して案内できるSoundUDの多言語アナウンスサービス「みえるアナウンス」を東京メトロの駅に試験導入する。さらに、全駅の音声アナウンスに「おもてなしガイド for Biz」を導入する。

本サービスは、駅係員が操作して多言語のアナウンスを放送できるタブレット/スマートフォン向けアプリ「おもてなしガイド for Biz」と、利用者が持つスマートフォンをかざすかQRコードを読み取ることでアナウンスの内容を文字表示できるトリガーボードから構成される。

東京メトロでは、これまでも障がいのある人や外国人を含むすべての利用客に安心・快適に利用してもらえる環境づくりをしてきたが、今回、全駅の業務用タブレット端末に「おもてなしガイド for Biz」アプリを導入し、駅構内での4言語(日・英・中・韓)のアナウンスに活用することにした。

さらに、「おもてなしガイド for Biz」のアナウンスに連動して、利用客のスマートフォンへ文字表示させることができるトリガーボードを、7駅計46か所に試験的に設置する。

「おもてなしガイド for Biz」の導入と「みえるアナウンス」用トリガーボード試験設置の開始は、2024年1月10を予定。