2023年12月18日 15:44

世界文化社は、書籍「ビジュアル最新版 バレエ・ヒストリー」を、12月16日に発売した。
イタリアで生まれたバレエは、フランスで発展し、ロシアで花開いた。そして20世紀初頭、ロシア人興行師ディアギレフ率いるバレエ・リュスがパリに逆輸入されるとピカソやシャネルなど文化人を巻き込む大ムーブメントとなり、欧米、やがては新大陸に名門バレエ団を生み落とす。本書はバレエ史を通じて今見ている舞台やバレエ演目の源流を知る、「教養としてのバレエ」入門書だ。
本書はバレエの成り立ちをから栄華盛衰のバレエ通史の入門書として唯一無二、貴重なビジュアル多数掲載。「ロマンティック・バレエ」から「チャイコフスキー三大バレエ」への流れ、さらにバレエ史上最大のエポック・メイキングである「バレエ・リュス」について、詳細を知ることができる。最終章は「振付家の時代」として、20世紀の巨匠、21世紀の気鋭の振付家と作品も紹介。現代の生きた舞台に繋がるバレエ史を締めくくる。
著者は、舞踊史研究家・芳賀直子さん。バレエ史、なかでも専門はバレエ・リュス、バレエ・スエドワ。明治大学大学院文学研究科演劇学専攻にてバレエ・リュス論文で修士号取得。1998年のセゾン美術館における「バレエ・リュス展」での仕事を皮切りに、各種媒体への執筆、講演、展覧会監修、近年では漫画や小説への学術協力やダンス・ドラマトゥルクも行う。
定価は2750円(税込)。発売日は12月16日。