2023年12月15日 15:35

米本来の味わいを楽しめるよう組み立てられたコースを提供する「米ル」では、全国の店舗で、環境にやさしい「米ストロー」の利用を開始した。

2024年に開催されるパリ五輪で使い捨てプラスチックの使用禁止が発表されるなど、世界的にも「脱プラスチック」は、まったなしで取り組むべき活動となっている。同社グループでも環境に配慮して、「米」を主役としたコース料理を提供。著名人や有名人がお忍びで訪れる注目のブランド「米ル」にて、ストローをプラスチック製から「米ストロー」に変更することを決定した。

今回導入した「米ストロー」は、精米する際に出る一般的には販売されないくず米や粉砕米を使用したサステナブルな商品。米の他にはコーンスターチを原料とし、100%天然由来成分で添加物不使用。紙ストローよりも耐久性に優れており、無味無臭のため料理の味を損なう心配もない。

「米ル」は現在東京と福岡に5店舗あり、そのうちの1店舗は2023年にオープンした複合施設「いとLab+」の飲食棟「ITO GRAND」内に展開。九州大学農学部附属農場にて栽培された食材を使用したメニューの開発・提供をし、産学連携を図ってきた。

今回の米ストローは、福岡市の「福岡市トライアル優良商品」にも認定されている商品であり、九州大学農学部や地元福岡の米農家から入手したくず米をアップサイクルしたもの。これまで店舗で実施してきた産学連携を、米ストローを通じてより強化していく。