2023年12月15日 13:05

レソリューションは、整備工場経営者/採用業務に関わる整備工場従業員を対象に、「無資格整備士の雇用に関する調査」を実施した。

はじめに、即戦力となり得る自動車整備士(有資格者)の採用状況について尋ねたところ、6割近くの整備工場が、常時自動車整備士の有資格者を募集していることが分かった。しかし有資格者の採用状況については、「すぐに採用充足できる」は3割に満たなかった。7割以上の整備工場が、採用まで時間がかかったり採用要件を変更せざるを得なかったりと、思惑通りに有資格者は採用できていないことが明らかに。

また、6割近くの整備工場が、無資格の整備士希望者も採用していることが分かった。無資格でもタイヤ交換やエンジンオイル交換などは行える。また、自動車系の学校を卒業していなくても、機械関係の学校を卒業していれば6カ月、それ以外の学校を卒業していれば1年の実務経験を積めば3級自動車整備士の受験資格が得られる。人手不足解消だけでなく、中長期的な目線で整備士人材の確保に動いている整備工場も多いようだ。

その一方で、約4割が「採用していない」「採用していないが検討はしている」と回答した。有資格者だけでなく、無資格の整備士希望者も採用している整備工場は多い。その一方で、費用面や教育面に余裕がなく、無資格の整備士希望者については採用を見送っている整備工場も決して少なくないのが実情のようだ。詳しくはこちら