2023年12月07日 12:49

オープンハウス・アーキテクトは、国内トップクラスのシェアの製材メーカーである中国木材との協働により、日本の木を使い、森を生かし、受け継いでいく、国産材活用プロジェクト「GOOD LOOP PROJECT」を立ち上げた。
現在、日本の多くの森林は、戦後の大規模な植林により、成長が進んだ状態となっている。一方で、林業の担い手不足や高齢化から森林の管理ができず、国産材の活用が進まずそのまま放置されてしまうといった例もあり、日本の森林が抱える課題は深刻な状況だ。この大きな環境課題の解決の一つとして、森林資源の循環が求められている。そこで、今回、国産材活用に向けた「GOOD LOOP PROJECT」を立ち上げた。社会課題解決に向けた様々なコラボレーションを企画し、新たな好循環を生み出す。
「GOOD LOOP PROJECT」は、日本の木を使い、森を生かし、受け継いでいく、国産材活用プロジェクト。CO2の吸収力が弱まった伐採期にある木を、耐久性に優れる良質な素材として利用し、木材を活かす「木活建築」を実現する。木を伐って使うことで、また新しい木を植えることができる。そして、成長期の若い樹木はCO2をどんどん吸収して大きくなる。「植える→育てる→使う→植える」というループを推進し、森林資源を未来に受け継いでいくことで、環境課題への貢献とともに、次代の暮らしに恩恵をもたらすはずだ。プロジェクトの第1弾として、高級ブランド杉「飫肥杉(おびすぎ)」を用いたカウンターを企画・開発し、12月7日より販売を開始する。