2023年12月06日 15:47

横尾塗装は、塗装工事で生じるペンキ等の余剰塗料を塗装業者同士で売買できるフリマサイト「主役は塗装職人」を、12月1日正式にサービス開始した。

近年、塗装業界では使用後の残塗料や容器の正しい処分と適切なリサイクルが課題となってきた。日本でも各塗装会社が抱える大量の余剰塗料のほとんどは焼却処分され、それによる環境問題が懸念されている。さらに原材料の高騰や比較サイト等による価格競争の激化・廃棄コストなどで塗装業界の収益構造は悪化の一途を辿り、このままでは職人の十分な収入も確保できず、人材採用や技術の伝承が危ぶまれている。そこで、塗装業界が一丸となり社会課題の解決に取り組める場が必要だと考え、廃棄物を相互に売買することで、収益面と社会環境面をともに改善するための事業として「主役は塗装職人」を立ち上げることを決意した。

「主役は塗装職人」は、インターネットサイトを通じ、残塗料を廃棄せず活かしたい(売りたい)塗装業者と、塗料の仕入れコストをおさえたい(買いたい)塗装業者を結びつけるサービスだ。売り手側は、引き取り手がなく廃棄せざるを得なかった残塗料が売れれば、収益となるほか廃棄にかかる費用も削減できる。購入する側も欲しい色や種類の塗料が新品よりも低価格で購入でき、仕入れコストを削減できるメリットがある。「主役は塗装職人」では、今後、余剰塗料の売買に加えて塗装業界の時事ニュース配信や、環境に配慮した廃棄処理業者の紹介、塗料機器の無料回収サービスなどを展開していく予定だ。

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