2023年12月06日 12:49

日本ネーミング協会は、12月4日、今年最も賞賛すべきネーミングを選ぶ「日本ネーミング大賞2023」の授賞式を開催し、各賞を発表・表彰した。

日本ネーミング協会は、ネーミングに関わる全ての人や企業のための民間団体だ。モノやコトには、必ず「ネーミング」がある。ネーミングは、モノやコトが世の中に生まれ出るための羅針盤であり、命を与える存在。消費行動は理性だけでなく感性的な判断基準があると言われるように、ネーミングの良し悪しは商品・サービスの売り上げに大きな影響を与える。つまり、モノやコトは優れたネーミングと出会うことで、新たな価値や変革を生み出し、文化の発展にもつながっていく。しかし、開発者情報や由来が明確ではなく、ネーミングの体系化は進んでいない。ネーミングをつくるクリエイターへの意識も低い現状がある。また、経済のグローバル化によって、世界に通用する国際競争力のあるネーミングや商標権の重要性はますます高まっている。

「日本ネーミング大賞」は、ネーミングの重要性を広く社会に発信することで、ネーミングの質と価値の向上を図り、生活文化をゆたかにし、産業の発展に寄与することを目的に賞賛すべき優れたネーミングを選出・表彰する年に一度のアワード。第4回となる今回、509件のノミネートの中から「日本ネーミング大賞2023」最優秀賞(大賞)は、「初音ミク」(クリプトン・フューチャー・メディア)が選出された。同アワードおよび受賞ネーミングの詳細は、「日本ネーミング大賞」公式WEBサイトで確認できる。

公式WEBサイト