2023年11月29日 19:03

高校生の就職を支援している「ジンジブ」は 、12月13日、大阪府立生野工業高等学校と1・2年生向けの職業体験会を開催する。

生野工業高等学校では、毎年3年生の約8割以上の生徒が就職する中で、長年地元企業との関わりを深めてきた。しかし、2020年の新型コロナウイルス感染症の影響から閉鎖的な学校生活を余儀なくされ、毎年実施していたインターンシップや職場見学が行えなかった。そんな中でも、先生は生徒が高校卒業後の社会に出てからのイメージを持ち、自身の将来の選択肢が広がることを実現するための取り組みを考えていた。

一方、ジンジブでは、自己理解や社会理解、職業観の育成をするキャリア教育授業「ジョブドラフトCareer」を全国の高校に向けて提供している。生徒の将来に対する「様々な仕事や業界に触れることで、より多くの選択肢を持って、進路を選択してほしい」という生野工業高等学校の想いを受け、コロナ禍で途絶えた企業との交流を再開。校内で様々な企業の職業体験ができる特別授業を企画した。

本授業では、企業から業界に関する説明を行い、その場で生徒に職業体験をしてもらう。地元企業を中心に製造・建設業界の企業8社が参加。1・2年生のうちから働く人や仕事内容に触れることで、早期に業界理解や自己理解のきっかけを創り、生徒の主体的な進路選択を後押しする。ジンジブでは今後もこのような特別授業を通して、工業高校の生徒のキャリアを広げる支援を行っていく。