2023年11月28日 12:50

バニーホップは、既設の電気設備に後付し、スマートフォンで遠隔操作できる、デバイスおよびクラウドサービス「SMARTIO」を発売開始した。
バニーホップは、IoT技術を軸に、最新テクノロジーを積極的に活用したスマートビルディング化事業を展開している。建築設備のメンテナンス業務は、新築の超高層ビルから老朽化施設まで、あらゆる施設で必要な業務だが、特に人手不足が大きな課題の業界だ。巡回点検/駆けつけ/朝夕の分電盤操作など、業務中の移動が多く、多大な労務負担となっている。「SMARTIOクラウド」では、設備メンテナンスにおける移動を減らし、労務負担を軽減、人手不足対策を実現する。老朽化した施設でも後付で設置でき、ローコストにスマート設備化が可能だ。
SMARTIOデバイスは、設備メーカーを問わず、様々な電気設備に接続できる(電気設備の多くは「接点」という制御用端子を備えている。SMARTIOは、4つの接点出力端子と4つの接点入力端子を搭載し、インターネット経由で接点の操作ができる)。SMARTIOクラウドとSMARTIOデバイスの間は、安全で信頼性の高い双方向通信を自動で確立。閉域網や固定IP、VPN設定は不要だ。屋外照明の遠隔点灯、広域エリアの防犯警報、既設の自動ドアをスマートロックシステムにするなど、様々な業務をスマート化できる。
SMARTIOデバイス本体価格は9万6800円(税込)/台。SMARTIOクラウド利用料は月額1500円(税込)/台~(LAN内利用の場合は不要)。