2023年11月28日 09:03

飛騨信用組合は、飛騨地域限定の電子地域通貨「さるぼぼコイン」を活用して新たにふるさと納税事業に参画し、高山市・飛騨市のふるさと納税の返礼品として「ふるさと納税ポイント」の提供を開始した。これにより、飛騨信用組合は、より多くの人にふるさと納税による地域支援をしてもらう事、地場産業の更なる活性化に繋げる事、当地来訪者に一層満足してもらう事で関係人口を増やす事等、地域課題の解決を図る。

ふるさと納税ポイントの受け取りは、「ふるさと納税ポータルサイト掲載型」と「現地決済型」の2通りある。11月24日より「ふるさと納税ポータルサイト掲載型」を開始している。なお、「現地決済型」は12月中旬頃リリース予定となる。

ふるさと納税の返礼品の多くが、地場産品を納税者へ届ける「モノ消費」であり、実際に高山市・飛騨市でも当地に訪れるインセンティブとなっているものが少なく、観光事業主体の飛騨地域にとって観光客の誘客や「コト消費」に繋がっていないことが課題であると考えた。

ふるさと納税ポイントを導入する事により、宿泊業や飲食業、アクティビティなどの「コト消費」に繋がる可能性が高まる。域外の寄附者がふるさと納税ポイントを利用するために高山市・飛騨市に来訪するきっかけとなることで、観光客や関係人口(ファン)の創出と当地での消費拡大に繋がると考えている。

寄付額5000円~50万円まで全8種(各自治体によって異なる)から、寄附額の3割の金額が返礼品の「ふるさと納税ポイント」として発行される。