2023年11月27日 16:18

出光興産は、カーシェアリング事業「オートシェア」に、キーロッカーによる鍵の受け渡しを行うサービスを新たに導入する。新サービスは、このたび千葉県のフォーユーステーションユーカリが丘SSでスタート、順次全国に拡大する。

通常のカーシェアリングでは、鍵の貸し出しは貸出車両の車内で行う。しかし本サービスでは、SSに設置する鍵の受け渡しと返却が可能な専用のキーロッカーで行う。それにより、自動車に加え、車体にキーボックスを装備できなかった2輪車やキックスケーターなど多彩なモビリティがシェアリングの対象となる。また、SSでの電気自動車(EV)の充電器用の鍵をキーロッカーで管理。これにより、スタッフを介さずにユーザーが予約から利用、決済までをワンストップで行えるなど、ユーザーの利便性向上につながる。

「オートシェア」は、BIPROGYが提供する「smart oasis」を活用したシェアリングプラットフォーム。同社公式サイトから無料で会員登録することで、距離料金・燃料費不要かつ使用時間分だけの料金(時間料金)で、手軽に利用可能。順次キーロッカーによる鍵の管理を行う施設を拡大するとともに、シェアリングできるモビリティデバイスの種類を増やしていく。

同社では今後、全国各地にある同社系列SSを地域の暮らしを支える生活支援基地「スマートよろずや」へと変革することを目指し、まちと人の豊かな生活をサポートしていく。