2023年11月24日 15:56

ワン・パブリッシングより、「まる見え!日本史超図鑑」が発売された。本書は古代から昭和までの日本史上の有名な出来事(戦い・事件)、都市、建造物(城、古墳など)の状況や構造を、歴史再現イラストの名手たちが描く3種類のイラストで図解した児童書。
全60のテーマが、中まで見える「透視イラスト」、空から見た状態で描かれた「パノラマイラスト」、その場にいるかのような臨場感あふれる「場面イラスト」のいずれかの方法で描かれている。三内丸山遺跡、東大寺大仏、姫路城、本能寺の変から、石見銀山、大奥、戦艦大和、昭和の団地まで、イラストと解説をよむことで、これらのテーマを楽しく、より深く知ることができる。
たとえば「忍者屋敷」は透視イラストで描かれているので、いろいろな仕掛けがあることがよく理解できる。また、「平安京」はパノラマイラストで描かれているので、平安京が置かれた地形と主要な建物の配置、その広大さがわかる。「桜田門外の変」は場面イラストで描かれているので、井伊直弼の行列が江戸城外のどのあたりでどのように襲われたかが、事件を目撃していたかのように見て取れる。
ベストセラー「迷路絵本」シリーズの香川元太郎さん、鳥瞰イラストの第一人者・黒澤達矢さんほか、歴史再現イラストの名手たちが集結。解説もわかりやすく、充実しており、歴史雑誌・書籍の編集部としてのこだわりのつまった児童向け日本史図鑑となっている。定価1760円 (税込)。